「ランウ」は、クレジットカードにおける与信枠、つまり利用限度額（Credit Limit）を指します。利用限度額は、クレジットカード会社がカード利用者の信用情報や収入などを基に設定するもので、カードの発行時に決められます。この限度額の範囲内でカードを利用することができます。
利用限度額（ランウ）のポイント
1. 設定基準:
- クレジットカード会社は、申込者の信用スコア、収入、職業、既存の借入状況などを総合的に評価して、利用限度額を設定します。
- 信用情報機関からの情報も参考にされます。
2. 限度額の種類:
- 総限度額: カード全体での利用限度額。例えば、50万円の利用限度額が設定されている場合、利用者は最大で50万円までカードを利用できます。
- ショッピング枠: 買い物に利用できる限度額。
- キャッシング枠: 現金を借りることができる限度額。総限度額の中に含まれることが多いです。
3. 利用限度額の増減:
- 利用限度額は、カード会社の判断で増額されることがあります。利用者が一定期間、適切にカードを利用し、返済を行っている場合などに増額されることが多いです。
- 一方で、利用者の信用状況が悪化した場合や収入が減少した場合には、限度額が減額されることもあります。
4. 利用状況の確認:
- カード会社のウェブサイトやアプリで、現在の利用状況や残りの利用可能額を確認することができます。定期的に確認することで、限度額を超える利用を防ぐことができます。
5. 返済と限度額の回復:
- カードの利用額は、毎月の支払いによって減少し、その分利用可能額が回復します。例えば、10万円の利用限度額があるカードで5万円を使い、翌月に5万円を返済すれば、再び10万円まで利用できるようになります。
例
例1: 利用限度額50万円のクレジットカード
- カード利用者が25万円の買い物をした場合、残りの利用可能額は25万円となります。
- 翌月に25万円を一括で支払えば、再び50万円まで利用できるようになります。
例2: ショッピング枠40万円、キャッシング枠10万円のクレジットカード
- ショッピングで30万円、キャッシングで5万円を利用した場合、総利用額は35万円となり、残りの利用可能額は15万円（ショッピング枠10万円、キャッシング枠5万円）です。
利用限度額の管理
- 適切な利用: 利用限度額を超えないように、計画的にカードを利用することが重要です。限度額を超えると、カードの利用が停止されることがあります。
- 返済能力の把握: 自分の収入や支出を把握し、無理のない範囲でカードを利用するよう心掛けましょう。
- 信用情報の管理: 適切にカードを利用し、期限内に返済することで、信用情報が良好になり、将来的に限度額の増額や他のローンの審査が有利になります。
カード会社への相談
利用限度額が不足していると感じた場合や、一時的に限度額を増やしたい場合は、カード会社に相談することができます。カード会社は利用者の状況を確認し、限度額の増額を検討します。ただし、限度額の増額には一定の審査が必要となるため、増額が認められない場合もあります。
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